姶良市議会 > 2018-07-13 >
07月13日-07号

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  1. 姶良市議会 2018-07-13
    07月13日-07号


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    最終取得日: 2023-04-22
    平成 30年 6月定例会(第2回)平成30年第2回姶良市議会定例会議事日程第7号                      7月13日(金)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │行政報告                        │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 2│議  案│姶良市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条  │総務常任委 ││  │第48号│例の一部を改正する条例の件               │員長報告の ││  │    │                            │後、質疑・討││  │    │                            │論・採決(電││  │    │                            │子表決)  │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 3│議  案│姶良市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条  │文教厚生常 ││  │第49号│例の件                         │任委員長報 ││  │    │                            │告の後、質 ││  │    │                            │疑・討論・採││  │    │                            │決電子表 ││  │    │                            │決)    │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 4│議  案│平成30年度姶良市一般会計補正予算(第2号)      │一般会計予 ││  │第50号│                            │算審査特別 ││  │    │                            │委員会委員 ││  │    │                            │長報告の後、││  │    │                            │質疑・討論・││  │    │                            │採決電子表││  │    │                            │決)    │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 5│議  案│市道路線廃止の件                    │一括で産業 ││  │第51号│                            │建設常任委 │├──┼────┼────────────────────────────┤員長報告の ││ 6│議  案│市道路線認定の件                    │後、質疑を行││  │第52号│                            │い、1件ずつ││  │    │                            │討論採決 ││  │    │                            │(電子表決)│├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 7│議  案│財産の処分に関する件                  │提案理由の ││  │第57号│                            │説明の後、質││  │    │                            │疑・討論・採││  │    │                            │決電子表 ││  │    │                            │決)    │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 8│議  案│工事請負契約の締結に関する件              │提案理由の ││  │第58号│                            │説明の後、質││  │    │                            │疑・討論・採││  │    │                            │決電子表 ││  │    │                            │決)    │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 9│議  案│姶良市固定資産評価審査委員会の補欠の委員の選任につい  │提案理由の ││  │第59号│て議会の同意を求める件                 │説明を受け、││  │    │                            │質疑、討論、││  │    │                            │採決(無記名││  │    │                            │投票)   │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│10│請  願│教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複 │文教厚生常 ││  │第 1号│式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書 │任委員長報 ││  │    │採択の要請について                   │告の後、質 ││  │    │                            │疑・討論・採││  │    │                            │決電子表 ││  │    │                            │決)    │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│11│    │常任委員会の閉会中の特定事件(所管事務)の調査の件   │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│12│    │議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査の件        │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│13│    │議員の派遣について                   │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│追加│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││日程│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│発  議│教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複 │趣旨説明と ││  │第 4号│式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書 │委員会付託 ││  │    │                            │を省略し、質││  │    │                            │疑、討論、採││  │    │                            │決電子表 ││  │    │                            │決)    │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             平成30年第2回姶良市議会定例会              │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││    平成30年7月13日(金)本会議    ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 1時26分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村  親 │出 │17│谷口 義文 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ │竹下日出志 │出 │10│東馬場 弘 │出 │18│小山田邦弘 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│国生  卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│峯下  洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元 秀誠 │出 │21│本村 良治 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│湯之原一郎 │出 │14│堀  広子 │出 │22│有川 洋美 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│森川 和美 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 柊野 信也 │ 事務局課長  │ 迫田 耕蔵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │企画部長│宮田 昭二 │消 防 長│福ケ迫勇二 ││ 第121条 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ の規定によ │教 育 長│小倉 寛恒 │市民生活│黒木 一弘 │教育部長│竹下  宏 ││ る説明のた │    │      │部  長│      │    │      ││ めの出席者 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ めの出席者 │総務部長│福留  修 │保健福祉│松元 滋美 │水道事業│脇  義朗 ││ の職氏名  │    │      │部  長│      │部  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │加治木総│水流 哲也 │農林水産│岩下 直司 │総務部次│橋本 博文 ││       │合支所長│      │部  長│      │長行政│      ││       │    │      │    │      │管理課長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │蒲生総合│大山 勝範 │建設部長│徳部 健一 │総務部次│米澤 照美 ││       │支 所 長│      │    │      │長財政│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │危  機│庄村 幸輝 │保健福祉│瀬之口明洋 │農  業│湯脇 信一 ││       │管監│      │部次長│      │委会│      ││       │    │      │社会福祉│      │事務局長│      ││       │    │      │課  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企画部次│松林 洋一 │建設部次│草水 博行 │会  計│甲斐 一寛 ││       │長企画│      │長用地│      │管者│      ││       │政策課長│      │課  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│福元 義行 │農林水産│竹下  晃 │教育部次│谷山  浩 ││       │部次長│      │部次長│      │長教育│      ││       │生活環境│      │農政課長│      │総務課長│      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│鮫島美保子 │農林水産│枦  良信 │教育部次│小林俊一郎 ││       │部次長│      │部次長│      │長学校│      ││       │子ども政│      │林務水産│      │教育課長│      ││       │策 課 長│      │課  長│      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               7月13日 ○議長(森川和美君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(森川和美君) 会議は、お手元に配付しています日程により議事を進めます。 ○議長(森川和美君) 日程第1、行政報告を行います。 市長から行政報告の申し出がありました。これを許します。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  おはようございます。先週6日から8日までの大雨による防災対応等につきまして、行政報告を申し上げます。 はじめに、先週6日から8日にかけての西日本一帯における記録的な大雨、平成30年7月豪雨によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 本市におきましては、被災された皆さんの一日も早い生活復旧を支援するため、今週10日から、市役所本庁、両総合支所など、市内14か所の公共施設等に義援金箱を設置し、義援金の受付を開始しました。 また、11日には、被災地の応急給水活動を支援するため、水道事業部の職員2人と給水車を愛媛県宇和島市に派遣したところであります。 なお、支援物資につきましては、現在のところ、それぞれの被災地において受け入れ態勢が整っていないとのことから、受付は行っていないところであります。 今後におきましては、被災された地域の方々の要望などを十分考慮しながら支援してまいりたいと考えております。 次に、本市における防災体制、被害状況等についてでございます。 本市におきましては、幸いにも今回の大雨による人的な被害はございませんでした。しかしながら、台風7号が接近した後の大雨であったことに加え、短時間の局地的な豪雨により道路冠水や土砂崩れなどが発生しました。 本市の防災体制につきましては、気象台からの情報では、7日の明け方から大雨となり、土砂災害発生の危険性が高いとのことであったため、6日の午後6時に情報連絡本部を設置するとともに、市内全域に避難準備、高齢者等避難開始を発令し、さらに市内13か所に避難所を開設しました。 翌7日の午前11時15分には、情報連絡本部から災害警戒本部に格上げし、また、気象台から、今後、姶良市に土砂災害警戒情報を発令する予定である旨の情報提供があったこと、及び別府川流域の蒲生地区、友徳橋観測所において氾濫危険水位に達したことから、同日午後0時30分、流域の蒲生地区全域に避難勧告を発令しました。 さらに、鹿児島国道事務所からの情報により、同日夕方以降、脇元から鹿児島市磯までの国道10号が全面通行どめになる可能性があるとのことから、午後5時に白浜地区に避難勧告を発令し、避難者を脇元地区公民館に搬送しました。 なお、今回開設した13か所の避難所には、最大で12世帯、20人の方が避難されました。 その後の気象台からの情報により、8日の午後からは天候が回復の方向にあるとのことから、8日の午後3時に情報連絡本部に格下げするとともに、両地区の避難勧告を解除し、また、同日午後5時に避難準備・高齢者等避難開始の解除とあわせて、避難所を閉鎖したところであります。 なお、市におきましては、逐次、防災行政無線、防災地域情報メールあいらびゅーFMにより早期の避難など、情報配信を行ったところであります。 次に、台風7号及び先週末の大雨による災害件数等についてでございます。 災害の規模の大小はありますが、今週10日現在で把握している件数については、建設部関係ではおよそ60件、農林水産部関係ではおよそ70件となっております。 なお、現在、それぞれの部署において、これらの災害復旧工事等にかかる調査設計等の事務作業を行っているところであります。 また、これらの災害復旧などにかかる経費につきましては、全ての作業が整い次第、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、当該補正予算を専決処分させていただき、早急に対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上で行政報告を終わります。 ○議長(森川和美君) これで行政報告が終わりました。 ○議長(森川和美君) 日程第2、議案第48号 姶良市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の件を議題とします。 ○議長(森川和美君) 総務常任委員長の報告を求めます。 ◎総務常任委員長(鈴木俊二君)     登      壇  おはようございます。ただいま議題となりました議案第48号 姶良市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の件について、審査の経過と結果について報告します。 当委員会は、6月25日、27日に開会し、関係職員に出席を求め、詳細に審査しました。 今回の改正は、子ども医療費、ひとり親家庭等医療費重度心身障害者医療費の3つの助成事業及び単独住宅、定住促進住宅、地域活性化住宅の3つの住宅管理事業について、個人番号を利用した事務処理や情報連携を行うことができるようになり、行政手続における添付書類である住民票や税証明書等の省略が可能になるなど、市民サービスの利便性の向上や事務処理の効率化につながるものです。 質疑の主なものを申し上げます。 申請時において簡略化できるとのことであるが、事例を挙げて説明せよ。 答弁、マイナンバーの有効利用事務の中で利便性が上がる方は、姶良市に転入されてきた方です。転入時に、転入前の市町村の所得証明書や課税証明書が手続に必要になる場合がありますが、このマイナンバーにより手続が簡略化されます。 質疑、県内19市の導入状況と本市におけるマイナンバーカード交付状況を説明せよ。 答弁、29年度末におけるひとり親医療費については、南さつま市、枕崎市、南九州市を除く15市で導入されています。 また、子ども医療費については、さきの3市に加え、鹿屋市、霧島市、指宿市以外の12市で導入されています。 なお、重身医療については、鹿児島市をはじめ10市が導入されています。 また、マイナンバーカードの交付状況については、同じく29年度末において交付枚数が7,226件、交付率9.4%で、全国平均をわずかに上回っております。 以上で質疑を終結し、課題・論点の洗い出しのため自由討議を行いました。 転入・転出時の手続の簡略、簡素化及び負担軽減が図られ、住民サービスの向上につながる。行政側のスムーズな事務処理が可能となる。個人情報漏えいヒューマンエラー、システムエラーの不安が払拭できない。マイナンバーカードは身分証明書になるなどメリットがある反面、紛失することへの不安が普及しない要因となっている、などの意見が出されましたが、論点はなく、条例改正は市民のサービスの向上につながるとのことで合意形成が図られました。 以上で議員間討議を終了し、討論に入りましたが、討論もなく、採決の結果、議案第48号 姶良市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の件については、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で総務常任委員長の報告を終わります。 ○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆14番(堀広子君) ご報告いただきました1ページのところで、答弁の中で全国平均をわずかに上回っておりますとなっておりますが、これは29年度末ということで、全国平均が、私がお聞きしたところでは10.7%というふうにお聞きしたんですけれども、全国平均は幾らでしょうか。 ◎総務常任委員長(鈴木俊二君) このとき調べました数字が、平成29年度末が8.4%でした。10.7というのは現在ですかね。 ◆14番(堀広子君) ことしの3月末で10.7%ということをお聞きしたので、若干数字が違うなと思いましてお尋ねいたしました。 ◎総務常任委員長(鈴木俊二君) 多分10.何%のほうが最新だと思います。 このとき調査、調べたのが8.4%でした。 ○議長(森川和美君) ほかに質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。委員長、降壇ください。 ○議長(森川和美君) これから討論を行います。本案につきましては、2名の議員より通告がありました。 まず、22番、有川議員の発言を許します。 ◎22番(有川洋美君) 議案48号 姶良市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の件について、反対の立場から討論いたします。 このマイナンバー、個人番号法ですが、平成29年7月18日から、国・県等と情報提供ネットワークシステムを利用した情報連携がスタートしているということでございます。 そして、全国では、平成27年10月以降、通知カードを送付しておりますが、先ほどのお話にもありましたとおり約10%ほどの普及率しかございません。 そして、今回、姶良市での導入のメリットといいましたら転入者のみということでございます。さほどメリットがあるとは思えません。マイナンバーカードの普及率は非常に低い、そして一番の普及しない理由としましては、個人情報漏えいの不安だと思います。 そして、今、私たちが住んでいるこの日本では、超高齢化社会に突入しようとしていく中で、高齢の方々の生活にこのマイナンバーカードというものが非常にそぐわないものであると思われます。 高齢の方々が、マイナンバーカードを持っていろいろな行政手続をするというのは、非常に難しいかと思われます。そして、紛失の際に全ての個人情報が漏れるおそれがあるという、そういったものでございます。個人情報の漏えい、そして監視社会への恐怖というものが、この普及率が上がらない理由になっていると思います。 私はこのマイナンバーカードを、そしてこの個人番号法に、この利用を姶良市の行政で利用拡大に関しまして反対でございます。 以上、反対討論を終わります。 ○議長(森川和美君) 次に、14番、堀議員の発言を許します。 ◎14番(堀広子君) 議案第48号 姶良市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について、反対の立場で討論を行います。 個人情報保護のための国の監督機関、個人情報保護委員会の報告によりますと、2017年度に起きた個人番号の漏えいや誤廃棄は、2016年度、165件の倍となる374件あり、209件もふえております。 倍増した主な原因は、住民税の特別徴収額の決定通知書にマイナンバーを載せるようになったためであります。漏えいや誤廃棄の374件のうち270件は地方自治体によるものであります。374件は氷山の一角であり、また、表面化していない漏えいもたくさんあると言われております。 マイナンバーが伴った名前や住所など、個人情報は、マイナンバーがつくことで個人情報の名寄せが簡単にでき、漏えいした際の危険は格段に高くなります。そのようなマイナンバーを使う事務を拡大することは大変危険であります。このことを強く申し上げておきます。 個人番号法では、国民に番号の提供を義務づけていません。事業者には協力を求めているだけであります。それなのに、政府は個人番号の提供が義務かのような施行令を出しております。これは個人番号法から逸脱するものでございます。 マイナンバーカードの交付枚数は、ことしの3月末で、全国10.7%、本市では9.3%と低く制度も浸透しておりません。よって、一旦中止すべきであります。 以上、反対の討論といたします。
    ○議長(森川和美君) ほかに討論ありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) これで討論を終わります。 ○議長(森川和美君) これから議案第48号 姶良市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の件を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を決定します。 賛成多数です。したがって、議案第48号は委員長報告のとおり原案可決されました。 ○議長(森川和美君) 日程第3、議案第49号 姶良市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の件を議題とします。 ○議長(森川和美君) 文教厚生常任委員長の報告を求めます。 ◎文教厚生常任委員長(小山田邦弘君)     登      壇  ただいま議題となりました議案第49号 姶良市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の件について、審査の経過と結果を報告します。 当委員会は、6月25日、27日、29日に開会し、関係職員に出席を求めて審査しました。 本件は、県内全市町村において住民税非課税世帯の未就学児を対象とした保険医療機関での窓口無料化(現物給付方式)の導入を図るため、関連する条例の改正を行うものです。経済的な理由により、受診を控えることによる症状の重篤化を防ぐことを目的とします。 条例改正の主なものは、1つ目に、現在の姶良市の子ども医療費助成事業に、ひとり親家庭等医療及び重度心身障害者医療助成制度の対象者のうち、非課税世帯の未就学児の子どもを子ども医療費助成事業の対象に追加することです。 2つ目に、住民税非課税世帯の未就学児の子どもの医療機関等での自己負担分を、市が保護者に助成するかわりに支払う現物給付方式を行うことができるようにすることです。 施行日は平成30年10月1日、適用は、同日以降に行われる診療にかかる医療費からになります。 質疑の主なものを申し上げます。 質疑、課税世帯であった親に、突然の失業や離婚などによる収入の変化があった場合の対応はどうなのか。 答弁、離婚の場合は、世帯状況や課税状況を改めて確認したうえで、非課税世帯であれば申請の翌月から現物給付方式の対象となります。なお、課税、非課税の判定は、あくまでも前年中の収入で判定されることから、課税世帯で年度途中に失業された場合は、現物給付方式の対象にはなりません。 質疑、課税世帯のひとり親家庭などに対して、現物給付方式の拡充は検討されないか。 答弁、今回の制度改正により、医療機関の混雑が懸念されることや独自助成に対しては県の補助金カットの対象になるなど制限もあることから、総合的な中での検討が必要です。今回は県内の市長会などいろいろな機会に経年的に要望を上げてきたこともあり、実現につながったと思いますので、引き続き拡充についての要望に取り組んでいくことが大切かと思います。 質疑、早期受診により重篤化を予防することが目的となっているが、受診が遅かったために重篤化した数やセカンドオピニオンを利用した数などは把握できているか。 答弁、把握できていないのが現状です。インフルエンザ等の感染症の流行時期に入院がふえた場合などは、症状悪化からの肺炎、気管支炎等の入院だろうと推測はできます。重篤化の理由が経済的理由による受診控えであるならば、今回の改正は非常に有効性の高い予防活動につながると考えます。 以上で質疑を終結し、議員間討議を行いました。議員間討議では、通常、論点を抽出し、それを中心に議論を深めていくものですが、今回はあえて論点を設定することなく、自由討議による議員間討議を行いました。 理由は、子ども医療費そのものについては、さきの文教厚生常任委員会や議会において、論点を整理しながら十分に審議なされてきた経緯があること、次に、今回の条例改正は鹿児島県の動きに連動するもので、その動きは当委員会や議会がこれまでも強く求めてきた方向性と一致するものであるためです。 議員間の自由討議では、以下のような幅広い意見がありました。 主な討議内容、経済的理由により受診を控えることによる重篤化を防ぐためという改正の目的は誰もが受容するものであり、反対する理由が見当たらない。 子ども医療費助成制度そのものが国や県、本市でも長きにわたって積み上げられてきたものであり、住民税非課税世帯の未就学児に限られたとはいえ、その現物給付方式にたどり着いたことには一定の評価ができる。 平成29年度の実績で見ると、ひとり親家庭で今回の対象者となる未就学児199人が、全体282人の3分の2に当たる。この事実から見ても、ひとり親家庭への子育て支援はさらなる充実が求められることがわかる。 今回の補正予算で示されている「子ども相談室」や既に配布されている「子育て便利帳」などを有効活用、連動させることにより、子どもや子育て世帯の福祉充実を図るべきである。 重篤化を防ぐためにはセカンドオピニオンは重要だが、むやみに求めると医療費増にもつながる。執行部としてはセカンドオピニオンの実情を把握するとともに、その重要性と正しい行使の仕方を周知する必要がある。 以上のような討議の結果、当委員会としては子ども医療費助成事業のさらなる積み重ねをはじめ、子どもや子育て世代の福祉充実を今後も強く求めていくことで合意形成がなされました。 以上のような議員間討議の後、討論に入りましたが、討論はなく、採決に入りました。 採決の結果、議案第49号 姶良市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の件は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で文教厚生常任委員長の報告を終わります。 ○議長(森川和美君) これで文教厚生常任委員長の報告を終わります。 ○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。委員長、降壇ください。 ○議長(森川和美君) これから討論を行います。討論ありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから議案第49号 姶良市子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の件を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。 全員賛成です。したがって、議案第49号は委員長報告のとおり原案可決されました。 ○議長(森川和美君) 日程第4、議案第50号 平成30年度姶良市一般会計補正予算(第2号)を議題とします。 ○議長(森川和美君) 一般会計予算審査特別委員長の報告を求めます。 ◎予算審査特別委員長(新福愛子君)     登      壇  ただいま議題となりました議案第50号 平成30年度姶良市一般会計補正予算(第2号)について、一般会計予算審査特別委員会での審査の経過と結果について報告します。 この議案は6月13日の本会議に上程され、6月21日の会議で質疑の後、本委員会に付託されました。 本委員会は、総務、文教厚生、産業建設の所管ごとに審査を行い、7月11日の全体会の中で報告し、審議を行いました。 それでは、まず総務班所管の報告です。 総務班会では、事前に論点抽出を行いました。 1、龍門司坂駐車場への仮設トイレ設置について。 2、野外フェスティバルについて。 3、黒川岬整備に伴う意見交換会での意見との整合性について。 以上、3点に留意して審査を行うこととしました。 総務部・総務課、今回の人件費の補正は、本年4月に鹿児島県警察本部との人事交流により、鹿屋警察署から県警職員が本市へ配置となったことから、その赴任等に要する費用を計上したものです。 財政課、今回の補正は、歳出予算に対し、国・県支出金の歳入を差し引いた財源不足分8,889万6,000円を前年度繰越金で対応するものです。 行政管理課、庁舎建設費の複合新庁舎建設事業として123万8,000円の計上です。これは市民の庁舎建設に対する関心を高めるための施策の一環として、小中学生を対象とした絵画コンクールを開催するための経費と事業概要を市民に説明するための経費等としての補正です。 危機管理課、災害対策費の避難所整備事業は、国道10号4車線化に伴う白浜地区緊急待機所建設にかかる工事の影響による漁業補償調査のための経費586万3,000円の計上です。 企画部・企画政策課、企画費の委託料の補正は、公立大学法人による短期大学の設置が地域にもたらす経済波及効果を測定するため、専門事業所に委託しようとするものであり、91万8,000円の計上です。 地域政策課、共生・協働推進事業は、本市への移住者をふやすために、県内外の方にもっと姶良を知っていただき、移住選択先の一つとして姶良市を選んでいただけるようなPR動画を製作するための委託料64万8,000円の計上です。 コミュニティ助成事業250万円は、楠元自治会へ交付する補助金として、屋外無線放送設備事業費254万9,000円に対し補助するもので、基地局と屋外拡声設備3局を自治会に整備する事業です。 校区コミュニティ協議会支援事業114万1,000円は、17校区コミュニティ協議会へ補助するもので、健康づくりコーディネーターの活動と校区コミュニティ協議会の健康に対する取り組みの連携がさらに図られるよう予算の組み替えを行うものです。 公共交通対策事業は、ふるさとバス運行委託料の181万2,000円、新留地区予約型乗り合いタクシー運行業務委託料の22万円及び地域公共交通会議への補助金216万円の計上です。 空き家対策事業は、少子高齢化、人口減少等に伴い、ふえ続ける空き家に歯どめをかけるために実施する空き家セミナー開催業務委託料36万3,000円の計上です。 歳入としては、県地域振興推進事業補助金と雑入のコミュニティ助成事業助成金の計上です。 商工観光課、観光一般管理費525万4,000円は、姶良市観光ガイドマップ「姶良新見聞録」と姶良市グルメガイドブック「姶良新飲食録」に、かごしま国体のPR項目を追加したデザインを施して、それぞれ2万部を増刷するための経費と市内に点在するパン屋、スイーツ、和菓子店、テイクアウト店舗等の情報を網羅した小冊子1万部を新たに製作するなどの経費の計上です。 観光地等維持管理事業47万5,000円は、大河ドラマ「西郷どん」の放送開始による観光客の急増により、その緊急対応策として龍門司坂駐車場敷地内に簡易トイレ2基を設置するものです。 観光PR事業522万8,000円は、野外フェスティバルあいら「星空映画祭」の業務委託と「あいらの魅力PRグッズ製作」にアクティブな「くすみん着ぐるみ」等の製作委託としての計上です。 島津義弘公顕彰事業は、没後400年を迎えるにあたり、事前の告知と顕彰PRを図ろうとするもので、ノベルティグッズとシンボルデザイン案作成の経費として191万9,000円の計上です。 歳入としては、「星空映画祭」と「あいらの魅力PRグッズ製作」の事業にかかる県地域振興推進事業補助金261万4,000円の計上です。 加治木総合支所。 加治木地域振興課、自治会等活動支援事業費22万1,000円は、小山田地区の新開自治会と宮田ヶ平自治会が、新たに中郷自治会として合併したことに伴う補助金です。 公衆浴場費、龍門滝温泉整備事業の547万円は、平成29年度からの繰越しで執行しました設計業務中の協議で、泉源からの送水管も経年劣化しており、送水管の状況が温泉設備や改修内容に変更を生じさせる可能性があるため、工事に着手する前の測量設計業務委託料等です。 観光費、黒川岬展望公園整備事業の6,446万1,000円は、県の地域振興推進事業の決定を受けて、黒川岬日木山川右岸に展望公園を整備するもので、設計委託料、工事請負料、公有財産購入費等です。 歳入としては、黒川岬展望公園整備事業にかかる県補助金及び龍門滝温泉の温泉施設整備事業と黒川岬展望公園整備事業にかかる市債の計上です。 当班では、事前に抽出した論点について自由討議を行いました。 1点目の龍門司坂駐車場への仮設トイレ設置については、観光地の駐車場としてトイレは設置すべきである、姶良市の名所なのでトイレは常設すべきではないか、などの意見がありました。 争点を確認しましたが、争点はなく、各所に案内板を設置するなどPRすべきである。龍門滝温泉のトイレも24時間いつでも使えるようにすべきであるとのことから、仮設トイレの設置は妥当であるとの合意形成が図られましたが、今後の施策について以下に提言を付すこととしました。 班会提言1、今後の観光を考えると、龍門滝温泉の改修にあわせ、龍門滝下展望台トイレや周辺施設のトイレ整備計画も検討すべきである。 2点目の野外フェスティバルについては、開催日を早期に決定すべきである、地元参加型の実行委員会での実施をすべきである、四季の会との連携をしてほしい、などの意見がありました。 争点を確認しましたが、争点はなく、野外フェスティバルの実施は妥当であるとの合意形成が図られましたが、今後の施策について、以下に提言を付すこととしました。 班会提言2、実行委員会が十分に機能するよう早期に取り組みを始めるべきである。 3点目の黒川岬整備に伴う意見交換会での意見との整合性については、左岸側の整備に対する要望があったことは確認できた。左岸側を安全に開発していくことは、かなり費用がかかることと多くの課題があることが確認できた。土地開発基金での購入は適切であったか、また、購入から予算措置までの期間があまりにも長くないか、などの意見がありました。 争点を確認しましたが、争点はなく、黒川岬整備に伴う意見交換会での意見との整合性及び基金運用については妥当であるとの合意形成が図られましたが、今後の施策について以下に提言を付すこととしました。 班会提言3、土地開発基金の運用についての報告を求め、議会側もチェックすべきである。 また、論点以外の自由討議の中で以下のような意見がありました。 ふるさとバス(春花線)の路線延長については要望が強かったので、これは高く評価したい。ほかの地域路線も同様に利便性を高めるよう推進すべきである。移住・定住PR動画製作など、市民の方が参加できるよう共生・協働の観点から広く市民へ公募していくべきである。 以上が総務班所管の報告です。 次に、文教厚生班所管の報告です。 保健福祉部・社会福祉課、生活保護総務費、生活保護一般管理費162万円の補正は、平成30年度における生活保護基準等の見直しによる生活保護システムの改修委託料の計上です。 今回の見直しは、平成30年10月から3年かけて段階的に実施されますが、基準額を一律に引き下げるものではなく、世帯人数、年齢、居住地域によって異なり、基準額表の体系についても変更点があるなど複雑なことから、大幅な改修が必要となったものです。 歳入は国庫補助金81万円の計上です。 子ども政策課、児童福祉総務費、子ども医療費助成事業1,189万2,000円の補正は、子ども医療費助成に関する条例の一部改正に伴うもので、平成30年10月診療分から、住民税非課税世帯の未就学児を対象に、保険医療機関等の窓口の支払いをなくする現物給付方式を導入するための費用の計上です。主なものは、システム改修委託料、子ども医療費扶助費等です。 児童福祉総務費、子ども相談室整備事業838万8,000円の補正は、ことし4月から子ども政策課内に設置している「子ども相談室」を姶良庁舎5号館横の旧農業共済組合事務所に移転するため、事務所内の改修にかかる工事請負費等の計上です。 歳入は県補助金109万4,000円の計上です。 健康増進課、保健衛生総務費115万6,000円の減額補正は、健康づくり推進事業のうち、健康づくりコーディネーターへの指導謝金を総務費の校区コミュニティ協議会支援事業に移行するものです。これまで校区コミュニティ協議会から推薦された健康づくりコーディネーターの個々の活動に対して指導謝金を支払っていましたが、校区コミュニティ協議会が一体となって取り組む健康づくり活動に対して、校区コミュニティ協議会補助金として支払うことになります。 教育部・教育総務課、教育総務事務局費40万3,000円の補正は、本年4月1日付の県教育委員会の人事異動に伴い、本市教育委員会に赴任しました割愛教職員3人の赴任旅費の計上です。 学校教育課、学校教育事務局費100万8,000円の補正は、新規事業「魅力ある学校づくり調査研究事業」にかかる経費の計上です。この事業は、国立教育政策研究所より委嘱を受けた鹿児島県から本市が指定を受け、不登校が生じないような学校づくりや不登校児童生徒等に対する効果的な支援を調査研究して県へ成果報告し、普及啓発に努めるものです。 東京で開催される調査研究委員会への参加や先進校視察の旅費、調査対象校である帖佐中学校の調査集計、資料作成、啓発リーフレット作成にかかる経費の計上です。 歳入は県委託金99万8,000円の計上です。 社会教育課、公民館費、公民館施設整備事業224万6,000円の補正は、姶良公民館大ホールのどんちょうの工事内容の見直しに伴う追加経費の計上です。当初予算では、左右に動く引き幕での改修工事費845万円を計上していましたが、上下に動く三つ折りどんちょうに変更し、差額を計上するものです。 歳入としては公民館債170万円の計上です。 保健体育課、学校体育費83万5,000円の補正は、新規事業「体育連携推進事業」にかかる経費の計上です。これは、一般財団法人地域活性化センターからの公共スポーツ施設等助成事業の採択を受けた事業です。 平成32年度「燃ゆる感動かごしま国体」において、本市で開催される競技のバスケットボールについて、普及啓発、競技の認知度の向上を図ることを目的とし、本市と協定を締結している日本体育大学から監督や選手等を招聘し、指導者の資質向上と小中学生、高校生を対象とした選手の育成強化を図り、本市の競技力の向上を高めるものです。主なものは、日本体育大学からの指導者等に対する報償費と旅費、需用費などの計上です。 学校給食費183万8,000円の補正は、新規事業「社会的課題に対応するための学校給食の活用事業」にかかる経費の計上です。これは国から鹿児島県が委託を受けた事業を県が本市に委託するものです。 本県の食育推進における課題解決のモデルケースを確立するため、食品ロス削減を図る手法の研究及び地場産物活用を進めるための有効手段について実践的な研究を行います。主なものは、事務補助の報酬、指導助言者等への報償費、先進地研修視察旅費などの計上です。 歳入としては、一般財団法人地域活性化センターからの助成金78万円と県支出金、教育費委託金183万4,000円の計上です。 当班では、班会審査の前に、各人が議案説明書、予算書の中で気になったところをそれぞれ出し合い、班としての共通論点の抽出を試みました。 しかし、班会(委員会)を構成して間もないこともあり、補正予算そのものよりも、子ども医療費や生活保護費など現状確認の必要性が問われました。 このため、質疑の中で現状確認をしながら、補正予算の特徴を明らかにし、そのことを今回の論点として設定しました。 論点、肉づけ予算としては物足りないものの、教育部がモデル事業を3件も受けようとするなど積極性が目立つ予算である。これを論点とし、自由討議を行いました。 主な討議内容、1つ、全国規模でのモデル事業を同時期に3件受けるということは、国や県の高い評価と期待が見えて伺える。 1つ、既存事業に加え、国体も控える中で、3つのモデル事業を受けようと、みずから手を挙げた教育部に、先頭を切ろうという前向きな姿勢、意欲が強く感じられる。 1つ、「魅力ある学校づくり事業」ではリーフレット作成も含まれており、不登校に対する積極的な取り組みを広く市民にも伝えていくべきである。 1つ、「社会的課題に対応するための学校給食の活用事業」は、学校ばかりでなく、生産者、物流、生活学校などの関係団体との連携を図ることで、学校から家庭、地域へと食品ロスなどの意識変化を広げていくこともできる。 以上のような討議の結果、班会としては、今後の姶良市の成長には人的サービスの充実が欠かせないことから、3つのモデル事業のような先取的、積極的な取り組みは重要と捉え、これを議会としても強く支援していくべきものと合意形成がなされました。 班会としての議会・特別委員会への要望、3つのモデル事業のような先取的、積極的な取り組みをほかの部門でも広げていくことは、行政の意識改革ばかりでなく、市民福祉向上にも必ずつながるものであり、議会としても一緒になって支援、協力していくべきものと考えます。 以上のような議員間討議の後、討論に入り、要旨、次のような意見が出されました。 反対討論、生活保護基準見直しによるシステム改修について、その内容は生活扶助費を段階的に最大5%削減するものです。基準額の引下げ、特に母子加算や児童養育加算の減額は大きく、子どもの多い世帯ほど影響が大きくなります。このことは、格差と貧困をさらに広げ、子どもの貧困対策にも逆行するものであるため、反対とします。 以上が文教厚生班所管の報告です。 次に、産業建設班所管の報告です。 農林水産部・耕地課、農地費の126万4,000円は、住吉地区において計画している農地中間管理機構関連農地整備事業の国への申請にかかる計画書作成業務委託料です。 農地中間管理機構関連農地整備事業は、担い手への農地の集積・集約化を加速するため、農地中間管理機構が借り入れている農地について区画整理等を実施するもので、この住吉地区は、平成31年度の事業採択を予定しています。 林務水産課、林業振興費の委託料151万2,000円は、平成28年5月に森林法が改正され、森林の所有者や林地の境界に関する情報などを整備し、公表する林地台帳制度が創設されたことに伴い、平成31年度からその運用が開始されるため、林地台帳管理システムの整備を行うものです。 治山林道費の林道等維持管理業務委託料300万円は、市内に40路線・総延長8万2,369mの林道があり、これらの林道の維持管理を行うためのものです。 歳入としては、県補助金32万2,000円の計上です。 建設部・土木課、道路新設改良費は、スマートインターチェンジ整備、岩原本通線の木田橋かけかえ工事及び奥之宇都線(宇都トンネル)改良に伴う経費の計上です。 桜島サービスエリアスマートインターチェンジ整備にかかる移転交渉難航による仮設道路設置に伴う建物等移転補償調査など委託料が750万円とランプ工事(連結路)など工事請負費が8,700万円です。 岩原本通線の木田橋かけかえ工事は、事前地質調査の結果、基礎くいの支持層の地耐力が不足していることから、くい長の追加及び3工区の支持層確認のための地質調査の追加、合わせて1,618万5,000円の増額計上です。 奥之宇都線(宇都トンネル)は、覆工コンクリートの残部分約110mの8,691万4,000円の追加です。木田本通線は整備にかかる国の追加予算内示があったことに伴い、延長100mの事業費2,237万4,000円の計上です。 歳入としては、土木費国庫補助金1,236万4,000円と起債1億5,630万円の計上です。 都市計画課、フットボールセンター整備事業については、6億9,756万2,000円の計上です。主なものは、人工芝整備2億5,935万7,000円、観覧席新設6,955万6,000円、防球フェンス整備8,641万7,000円、夜間照明整備8,993万8,000円、クラブハウス整備9,000万円、陸上競技場天然芝改修5,291万8,000円です。 社会資本整備総合交付金事業(街路)については、6,040万9,000円の計上です。主なものは、帖佐駅前広場の整備に基本計画策定委託料が423万1,000円、都市計画道路朝日町通線改良に伴う不動産鑑定等委託料及び用地費が5,617万8,000円です。 歳入としては、国・県支出金が1億89万7,000円、起債が4億9,470万円で、雑入として、都道府県フットボールセンター整備助成事業助成金が8,100万円、スポーツ振興事業助成金が6,800万円の計上です。 債務負担行為の補正は、平成31年度までの期間で、フットボールセンター整備事業に伴う工事請負費1億296万9,000円、帖佐駅前広場基本計画に伴う委託料870万円の計上です。 建築住宅課、公営住宅維持管理事業の工事請負費900万円は、新富住宅の北側敷地の整地工事を行うものです。昨年度、既存の公営住宅を解体し、全敷地の3分の2ほどに2棟24戸の建てかえを行い、残り3分の1の余剰地については、当面の間は、新富住宅の入居者の憩いの場として、また、草刈り等の維持管理も含めて、住宅の入居者と連携しながら利用していただけたらと考えています。 当班では、質疑を経て、さらに検討を要するものとして以下の4つの論点を抽出しました。 論点1、林地台帳管理システム(名義・境界・管理)の有効利用はできるか。 論点2、スマートインターチェンジ整備事業で仮設道路は必要か。 論点3、フットボールセンター整備事業の効果は。 論点4、宇都トンネルの分割発注の意義。 以下、論点ごとに議員間討議の主な討議内容を示します。 論点1、林地台帳管理システム(名義・境界・管理)の有効利用はできるか。 1、林地台帳ができることで、GPSを利用することにより境界が確認できる。 1、林業を振興するときにシステムで整備することによりよくなる。 1つ、個人で山が要らないという人、売りたいという人がいるが、役所でシステムを使い、場所が特定できる。 関連して以下の意見もあった。 1つ、台帳をつくってどう活かすかが重要である。山林管理経営に活かされるようにしなければならない。 以上のような討議の結果、紙の台帳をデジタルデータ化することにより、森林所有者や所在地の確認がスムーズにできるようになる。今後は、山林整備や山林管理に有効に活かすことを要望することで合意形成した。 論点2、スマートインターチェンジ整備事業での仮設道路は必要か。 1つ、仮設道路の必要性は。進入路に対する仮設道路なのか。工事用なのか。仮設道路をつくることによって供用開始は少しでも早まるのか。 1つ、4か所のうち交渉延長(裁判)になっている山手側が解決するまで手をつけなくてもよいのでは。 以上のような討議の結果、ネクスコが市道に施設(上りのON)を整備するため、仮設道路をつくる必要があることと、供用開始はなるべく早くしたいと交渉を進めていることが確認できた。 論点3、フットボールセンター整備事業の効果は。 1つ、J3の公式試合開催を検討すべきではないか。 1つ、陸上競技場のほうで公式戦を行うためには、外から見えないようにネットを張らなければならない。観客席の数に決まりがある。 1つ、フットボールセンターは、公式戦というよりもキャンプ、トレーニングの方向性に感じる。 1つ、投てき等で天然芝は傷まないか問題がある。 1つ、人工芝は2億5,000万円だがランクがあるのか。耐用年数はどうか。 1つ、多目的広場の植栽(移植・仮植)は、幹の直径が20cm以下の樹木については移植予定である。 以上のような討議の結果、フットボールセンター整備事業は、サッカー・ラグビー・陸上・各種イベントなど、多面的に有効活用できることを確認できたが、さらに有料試合開催等も検討すべきであるということで合意形成した。 論点4、宇都トンネル分割発注の意義。 1つ、工事費の増加は妥当か。 1つ、分割することで、両市合わせて1億7,000万円の経費の増になった。 1つ、早期完成につながるのか。分割することで早期完成につながるのかははっきりしないが、少なくとも姶良市側のトンネルは早期に竣工できるということが確認できた。さらに、分割することにより地元業者育成につながることが確認できた。 以上のような討議の結果、メリットのはっきりしない分割発注は、今後、慎重によしあしを検討してから行うべきであると確認した。 以上が産業建設班所管の報告です。 各班長の報告があった事項について要約して報告しましたが、班会における詳細な質疑及び全体会における詳細な質疑等につきましては会議録をご参照ください。 一般会計予算審査特別委員会の討議のまとめとしては次の3点です。 1つ、県地域振興推進事業補助金を活用した野外フェスティバルあいら「星空映画祭」の実施にあたっては、昨年の「なぎさのハイカラ夜市」と同様の補助事業採択に伴う補正予算対応の事業であります。商工会や観光協会をはじめとした団体に加入を募り、地域全体を巻き込んだ実行委員会形式となっています。 しかし、その先には専門の企画会社に委託する方向であることも報告されました。単年度事業であるものの、委託に頼るのではなく、地域住民の声や「さえずりの森」の魅力を十分に生かし、事後の地域活性化にもつながるイベントとして実施すべきです。 2、既存事業に加え、2020年の国体実施を控える中で、新規の3つのモデル事業に取り組む姿勢は、教育部のみならず、他の部署においても行政の意識改革にもつながり、また、市民福祉の向上にも必ずつながるものと評価します。 一方、2年後の開催となる「かごしま国体」の推進にあたり、「体育連携推進事業」の会場となる大楠アリーナの駐車場をはじめ、来場者の安全と安心の受け入れ体制についての議論がありました。 国体の会場となる大楠アリーナの空調などの室内整備や、駐車場不足に対応する屋外の整備など、今回の事業を機に早めの検討をすべきです。あわせて、国体実施にかかるPR活動についても今まで以上に積極的な取り組みを求めます。 3、鹿児島市と連携をとり、早期の完成を目指すとした奥之宇都線(宇都トンネル)改良事業について議論が集中しました。 特別委員会全体会においても、執行部の出席を求め、再度これまでの経緯とその進捗状況について説明を受けました。 昨年からの協議により、今後、分割発注の形での工事施工となりますが、多少その進捗に不安があるものの、今後においても鹿児島市との信頼関係をさらに強固なものとし、待望久しい宇都トンネルの早期完成を目指して、確実な事業推進に努められるよう期待するものです。 討議の後、討論を行いましたが討論はなく、採決の結果、議案第50号 平成30年度姶良市一般会計補正予算(第2号)は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、一般会計予算審査特別委員長の報告を終わります。 ○議長(森川和美君) これで一般会計予算審査特別委員長の報告を終わります。 ○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。委員長、降壇ください。 ○議長(森川和美君) これから討論を行います。本案につきましては、1名の議員より通告がありました。 まず、14番、堀議員の発言を許します。 ◎14番(堀広子君) 議案第50号 一般会計補正予算に反対の立場で討論を行います。 1つでございますが、生活保護費基準等の見直しに伴いますシステム改修を行うものでございますが、本市の生活保護受給世帯706世帯、977人に、増減を含め大幅な見直しを行うものです。 ことし10月から、光熱費、水道費、食費などに充てる生活扶助費を段階的に最大5%削減します。基準額の見直しでは、夫婦子ども2人世帯で2.4%の減額、高齢者単身世帯で0.2%の減となっております。 今回の見直しの特徴は、母子加算や児童養育加算の減額です。子どもを抱えて働くことが困難な生活困窮のひとり親世帯にとって、母子加算は暮らしの命綱であります。 本市においての母子加算は、子ども1人の場合1万9,620円を1万5,800円に、2人目の場合は2万1,200円を1万9,800円に減額します。児童養育加算は3歳まで1万5,000円を1万円に減額します。子どもの多い世帯ほど影響は大きくなります。 そもそも政府の削減理由が問題であります。生活保護を利用していない低所得世帯の生活水準が下がったから、それに合わせるというものであります。 日本の生活保護補足率は約2割でございます。諸外国の8割に比べ、とても低く問題であります。生活保護を利用していない低所得世帯の生活水準に合わせるというやり方は、厳しい暮らしの実態を見ていないものであります。これでは、貧困を競っているのと同じです。 生活保護は、憲法25条に明記された国民の生存権を保障する最後のセーフティーネットであります。削減することは暮らしに大きく影響を与え、最低賃金、また住民税の非課税の基準、保育料、就学援助、国保税、介護保険など、低所得者に対してのさまざまな対策に影響します。 それは、消費の一層の低迷、つまり財布のひもが固くなり、景気が悪くなることにもつながります。 また、基準の引き下げは、低所得者全体の負担増につながり、格差と貧困はさらに広がることになります。 そして、貧困家庭がふえれば、貧困と関係が深いDVや児童虐待など問題が深刻化していくことにもなります。まさに基準の引き下げは、国を挙げての課題である子どもの貧困対策に逆行するものであります。 2016年度の日本の子どもの貧困率は13.69%、7人に1人であります。これは主要36か国中、低いほうから数えて24位でございます。 また、国連人権の専門家からも日本は貧困層の最低限の社会保障を脅かすとして、見直すよう警告を受けています。 日本の政策は、世界の流れに逆らうものと言わざるを得ません。今、必要なのは生活扶助のカットではなく、一般低所得者にも生活保護世帯にも必要な支援を行い、暮らしの底上げをして、引き下げの悪循環を断ち切ることです。 以上を申し述べ、討論といたします。 ○議長(森川和美君) ほかに討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) これで討論を終わります。 ○議長(森川和美君) これから議案第50号 平成30年度姶良市一般会計補正予算(第2号)号を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。 賛成多数です。したがって、議案第50号は委員長報告のとおり原案可決されました。 ○議長(森川和美君)  日程第5、議案第51号 市道路線廃止の件                             及び 日程第6、議案第52号 市道路線認定の件を一括議題とします。 ○議長(森川和美君) 産業建設常任委員長の報告を求めます。 ◎産業建設常任委員長(吉村賢一君)     登      壇  ただいま議題となりました議案第51号 市道路線廃止の件及び議案第52号市道路線認定の件については、関連がありますので、一括して審査の経過と結果を報告いたします。 当委員会は、6月25日、26日、28日に開会し、関係職員の出席を求め、現地調査も含めて審査しました。 市道南国松原団地5号線及び毘沙門線について、それぞれの路線の終点側の延長により、既存の路線を一旦廃止し、延長後の路線を新たに認定するものです。 新たに認定する路線の延長は、南国松原団地5号線が363m、毘沙門線が287mです。 提案の経緯は、これまで街路事業により整備する道路については、都市計画の事業認可をもって事業着手し、完了後の年度末に道路認定等の手続を行っていました。 しかしながら、昨年度末に、国土交通省から「街路事業における補助率の根拠は道路法に基づいていることから、事業認可だけでなく、道路法に基づく手続をとってから事業着手するように」と、取り扱いが厳格化されたことによるものです。 以上のような趣旨の説明を受けて質疑に入りました。 質疑の主なものを申し上げます。 質疑、都市計画道路朝日町通線は、今後、用地交渉をし、工事に取りかかるということだが、開通までのスケジュールはどうなっているか。 答弁、都市計画道路の場合は、事業認可という手続をとってから進めていきます。事業認可期間としては7年間です。その間で予算のつきぐあいなどもありますので、5年から7年の間にできればと思います。 以上のような質疑があり、次に議員間討議に入りましたが、討議すべき論点はなく、その後、討論に入りましたが、討論もなく採決に入りました。 採決の結果、議案第51号 市道路線廃止の件及び議案第52号 市道路線認定の件は、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で産業建設常任委員長の報告は終わります。 ○議長(森川和美君) これで産業建設常任委員長の報告を終わります。 ○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑は一括で行います。質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。委員長、降壇ください。 ○議長(森川和美君) これから議案処理に入ります。 議案処理につきましては、1件ずつ処理してまいります。 日程第5、議案第51号 市道路線廃止の件について討論を行います。討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから議案第51号 市道路線廃止の件を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。 賛成全員です。したがって、議案第51号は委員長報告のとおり原案可決されました。 ○議長(森川和美君) 日程第6、議案第52号 市道路線認定の件について討論を行います。討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから議案第52号 市道路線認定の件を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。本件に対する委員長の報告は原案可決です。本件は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。 賛成全員です。したがって、議案第52号は委員長報告のとおり原案可決されました。 ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前11時14分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時22分開議) ○議長(森川和美君) 日程第7、議案第57号 財産の処分に関する件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  本定例会に追加提案しました議案第57号 財産の処分に関する件につきまして、提案理由をご説明申し上げます。 本件は、須崎地区公共用地の用地売却に伴うものであり、姶良市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 今回処分する財産は、加治木町木田1394番11の雑種地、3,754m2及び加治木町木田1394番33の雑種地、3,444m2の計7,198m2であり、処分価格は8,709万5,800円であります。 処分の相手方は、愛知県豊田市本町中根98番地、司企業株式会社、代表取締役庄司只功氏であり、本年6月20日に仮契約を締結しております。同社によりますと、取引先からの営業倉庫案件が多く、顧客ニーズに対応するため、県央に位置する姶良市に南九州地区の物流拠点を開設することで、物流の効率化を図り、地域の発展にも貢献したいとのことで、当該用地を選定されたとのことであります。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。 ○議長(森川和美君) 提案理由の説明が終わりました。 ○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。 ○議長(森川和美君) お諮りします。ただいま議題となっております議案第57号は、会議規則第37条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。したがって、議案第57号は委員会付託を省略することに決定しました。 ○議長(森川和美君) これから、討論を行います。討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから、議案第57号 財産の処分に関する件を採決します。 この採決は、押しボタン方式によって行います。本件を原案のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。 賛成全員です。したがって、議案第57号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(森川和美君) 日程第8、議案第58号 工事請負契約の締結に関する件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  議案第58号 工事請負契約の締結に関する件につきまして、提案理由をご説明申し上げます。 本件は、奥之宇都線30の1、社会資本整備総合交付金の宇都トンネル工事に関する工事請負契約の締結に関し、姶良市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 まず、参考資料としまして、工事概要、計画平面図、計画縦断図、標準断面図などをつづったもの並びに特定建設工事共同企業体参加申込書一覧及び入札結果表を添付しています。 次に、本件トンネル工事の主な内容については、NATM工法を採用し、掘削工、インバート工、坑内付帯工、掘削補助工の延長139.0m、坑門本体工一式、仮設工一式、覆工コンクリートの延長29.8mなどの整備を行います。 契約の相手方は、南生・第一特定建設工事共同企業体で、条件つき一般競争入札により決定したものであります。 契約金額は、4億3,699万2,732円で、工期は平成31年1月29日までとなっております。 よろしくご審議の上、議決くださいますようお願いいたします。 ○議長(森川和美君) 提案理由の説明が終わりました。 ○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆16番(和田里志君) 工事の契約について、質疑をいたします。 まず、今回、先ほど補正が、この宇都トンネルにつきまして可決されました。宇都トンネルに関しては、8,691万4,000円の追加ということで、可決されたわけですが、今回のこの契約の中には、補正で可決した部分は入っていないかと思うんですが、なぜ入っていないのか。29m分しか工事代金として入っていないんじゃないかと思いますが、まず、その点について伺います。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 今回のこの工事請負費の予算につきましては、29年度繰越予算、そして30年度当初予算と組み合わせての予算でございます。 以前もお話をさせていただきましたとおり、前は、全トンネル事業費を延長分で勘案した予算で組み込んでおりました。今回、姶良市のほうで139mを工事するという中で、姶良市のほうの土質が悪くて、仮設費にお金がかかるということで、30年度予算をいただいておったんですけれども、予算が足りないということで、今回、6月補正に計上させていただいたところであります。仰せのとおり、今回の契約額の中には、この補正予算は入っておりません。 以上です。 ◆16番(和田里志君) そうしますと、きょう提案されて、きょう即決という案件ではあるんですが、なぜ一緒にできなかったのか。それと、もしそうなった場合に、残り、当然追加が出てくると思うんですが、追加工事は、もう随意契約になるのか、今、ちょっと手元に書類持ってきていませんが、議会の議決を要する工事金額は幾らからか、それと、残りの工事は随契になるのか、あわせて、今度の工事には舗装工と排水工が入っていないと思うんですが、これもまた追加になるのか、お尋ねします。 ◎建設部長(徳部健一君) お答えいたします。 一つの考え方といたしまして、通常であれば、補正予算をいただきまして、当年度予算と合わせての発注ということが考えられますが、6月補正をいただきまして、それからのトンネルの特殊な見積もりを徴収とするということになります。見積もりだけで約2か月かかります。そういたしますと、今回、6月補正予算をいただいた部分の工事を待って発注となれば、標準工期がとれないという観点がございますので、今回、このような形にさせていただいたということでございます。 それから、今回の補正予算の措置につきましては、契約の承認をいただいた後、変更契約で覆工の完成を目指したいと思っております。 それと、舗装と排水工につきましては、今、鹿児島市側がトンネルの本体の発注の準備をしております。それが整った時点で、鹿児島市とまた協議をするということになっておりますので、今年度、協議の中で検討するということになっております。 以上です。 ○議長(森川和美君) 続けてください。 ◎建設部長(徳部健一君) すみません、議会の議決を要する金額につきましては、1億5,000万円以上ということであろうかと思います。 以上です。 ◆16番(和田里志君) 1億5,000万以上が議会の議決を要するということであれば、今回の補正で追加になった八千何百万については、一応、議会の議決は要らないと、ということは、随契で契約は変更という形で持っていくということですね。 それと、舗装と排水工についても、同様の同じ業者になるんでしょうか。 ◎建設部長(徳部健一君) 舗装と排水工につきましては、まず、トンネル本体工事とは切り離して考えております。ですので、鹿児島市さんと協議をする中で、どういった形をとるのかという協議を行わないと、ちょっと答弁ができないところでございます。 以上です。 ○議長(森川和美君) ほかに質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) これで質疑を終わります。 ○議長(森川和美君) お諮りします。ただいま議題となっております議案第58号は、会議規則第37条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。したがって、議案第58号は、委員会付託を省略することに決定しました。 ○議長(森川和美君) これから討論を行います。討論ありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから、議案第58号 工事請負契約の締結に関する件を採決します。 この採決は、押しボタン方式によって行います。本件を、原案のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。 賛成多数です。したがって、議案第58号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(森川和美君) 日程第9、議案第59号 姶良市固定資産評価審査委員会の補欠の委員の選任について議会の同意を求める件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  議案第59号 姶良市固定資産評価審査委員会の補欠の委員の選任について議会の同意を求める件につきまして、提案理由をご説明申し上げます。 本件は、固定資産評価審査委員会委員としてご活躍をいただいております川崎栄寿氏から、辞任の申し出があったため、後任としまして田中昌之氏を選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 田中氏は、お手元の資料にありますとおり、昭和51年3月に鹿児島大学農学部研究生課程を終了後、農林水産省林野庁に入省されました。入省後は、関東森林管理局塩那森林管理署長など日本各地の森林管理署長や、林野庁国有林野部管理課監査官、関東森林管理局高尾森林センター所長など、数々の要職を歴任されております。また、その間、JICA・国際協力機構を通じた2国間海外林業協力により、インドネシアやフィリピンへ専門家として派遣され、森林、林業分野の国際協力にも従事されております。さらに、平成25年3月に林野庁を退職された後は、明治神宮総務部警衛管理課林苑主幹としてご活躍され、本年4月、本市に帰郷されました。 私は、日本各地で、また海外でご活躍された田中氏の豊富な行政経験、特に森林法など法令にも精通され、固定資産評価についても知識を有していること、さらに人柄も実直で誠実な方であることから、委員として中立、公平、公正な立場で審査していただけるものと考えております。このようなことから、人格、識見ともに固定資産評価審査委員会委員として最適任者であると確信し、提案するものであります。 よろしくご審議の上、同意を賜りますようお願いいたします。 ○議長(森川和美君) 提案理由の説明が終わりました。 ○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。 ○議長(森川和美君) お諮りします。ただいま議題となっております議案第59号は、会議規則第37条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。したがって、議案第59号は、委員会付託を省略することに決定しました。 ○議長(森川和美君) これから討論を行います。討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから、議案第59号を採決します。 この採決は、会議規則第71条第1項の規定によって、無記名投票を行います。議場の出入り口を閉めます。    [議場閉鎖] ○議長(森川和美君) ただいまの出席議員は23人です。 次に、立会人を指名します。会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に谷口義文議員と小山田邦弘議員を指名します。 投票用紙を配ります。    [投票用紙配付] ○議長(森川和美君) 念のために申し上げます。本件に賛成の方は賛成と、反対の方は反対と記載願います。なお、記載については、自席で記載願います。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定によって、否とみなすことになっております。 投票用紙の配付漏れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検します。    [投票箱点検] ○議長(森川和美君) 異常なしと認めます。 それでは、賛否を記載してください。 ただいまから、投票を行います。1番議員から順番に投票願います。    [投  票] ○議長(森川和美君) 投票漏れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 投票漏れなしと認めます。これで投票を終わります。 開票を行います。谷口議員、小山田議員、開票の立ち会いをお願いします。    [開  票] ○議長(森川和美君) 開票作業が終わりました。 投票結果を報告します。 投票総数 23票  有効投票 23票  無効投票 0票 有効投票のうち 賛成21票、反対2票 以上のとおり、賛成多数です。したがって、議案第59号 姶良市固定資産評価審査委員会の補欠の委員の選任について議会の同意を求める件は、同意することに決定しました。 議場の出入り口を開きます。    [議場開鎖] ○議長(森川和美君) ここで昼食休憩といたします。午後は1時からとします。(発言する者あり) しばらく休憩します。続けますか。もう……。大分時間かかりますよ。(発言する者あり)じゃあ午後1時からとします。(午前11時48分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後0時59分開議) ○議長(森川和美君) 日程第10、請願第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書採択の要請についてを議題とします。 ○議長(森川和美君) 本件について、文教厚生常任委員長の報告を求めます。
    ◎文教厚生常任委員長(小山田邦弘君)     登      壇  ただいま議題となりました、請願第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書採択の要請についての審査の経過と結果を報告します。 当委員会は、6月25日、27日、29日に開会し、委員会を協議会に切りかえ、請願者、上村豊茂氏、紹介議員、本村良治氏から説明を受け、詳細に審査しました。 趣旨は次のとおりです。 学校現場における課題が複雑化・困難化する中、豊かな学びを実現するためには、教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが不可欠です。特に小学校においては平成30年度から新学習指導要領の移行期間に入り、外国語教育実施のため授業時間数の調整など対応に苦慮する状況となっています。学校現場において教職員が人間らしい働き方ができるための長時間労働是正が必要であり、教職員の定数改善が欠かせません。 また、離島・山間部の多い鹿児島県においては複式学級が多く、単式学級で学ぶ子どもたちと比較したとき、憲法が保障する教育の機会均等が保障されているとは言えません。そのため複式学級の解消が極めて重要な課題です。 さらに、小泉政権下の「三位一体改革」の中で、義務教育費国庫負担制度の国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられ、地方自治体の財政を圧迫しています。国の施策として定数改善に向けた財源保障をし、子どもたちが全国どこに住んでいても一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。 豊かな学びを保障するための条件整備が不可欠であるという観点から、2019年度政府予算編成において次の事項が実現されるよう、国の関係機関への意見書提出を求めるものです。 1、子どもたちの教育環境改善、教職員の長時間労働改善のために、計画的な教職員定数改善を推進すること。 2、教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。 3、離島・山間部の多い鹿児島県において教育の機会均等を保障するため、国の学級編成基準を改めて、学校統廃合によらない複式学級の解消に向けて適切な措置を講ずること。 質疑の主なものを申し上げます。 質疑、毎年、請願を出されていますが、請願の項目1、2は県に関する事項だと思います。県議会、県への要望をされていますか。また、どのように改善されていますか。 答弁、県にも同じ請願書を出しています。しかし、経済的な面が大きいため、なかなか改善されない状況です。改善されるまで学校現場として訴えていきます。 請願者の説明の後、協議会を委員会に切りかえ、担当課の関係職員に出席を求めて、審査をしました。 質疑の主なものを申し上げます。 質疑、請願者は、国庫負担が3分の1に少なくなり財政面が厳しいことにより状況が改善されないと説明されたが、担当課としてはどのように実態を捉えているか。 答弁、義務教育費国庫負担制度が3分の1になりましたが、国の基準財政需要額に基づき交付税措置がなされています。教員の定数については法律に基づいた配置がなされています。大きく状況が悪くなったとは感じていないところです。 しかしながら、義務教育の水準確保のために国庫負担制度は堅持してもらいたいと考えます。 以上で質疑を終結し、議員間討議を行いました。 論点抽出にあたり、ここ数年提出されている請願で内容に大きな違いが見られないことから請願の内容ばかりでなく、その出し方にも議論が及びました。このため、本市にも4校ある複式学級のあり方と請願の出し方について議員間討議を試みました。 議員間の自由討議では以下のような幅広い意見がありました。 主な討議内容。 複式学級のあり方について。 説明の中では複式学級を担う教師の準備などの大変さや普通学級の子どもたちと比較しての教育を受ける機会の不公平感が強調されていた。 本市の中には複式学級のある小規模校を選んで、特認校に子どもを通わせている保護者もいる。 全ての学校が同じである必要はなく、むしろ選択肢が広い教育環境がそろっているということも魅力になる。 教育を受ける機会が均等でないという一方で、みんなで協力し合うとか、少人数なりの工夫をするなど、複式学級だからこそ学べることもある。 複式学級や小規模校の実態を知る、把握する必要がある。 請願の出し方について。 毎年、提出されているようだが、その成果が見えてこない。今回も成果について質疑をしてみたが、明確な成果にあたるような答弁は返ってきていない。 成果が見えないから請願自体に意味がないとは考えられない。積み重ねていくことは大事で、それがいつか成果に結びつくことはある。 義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に戻すことという請願の骨子と執行部説明ではかみ合わないところもあるが、議会としては、これまでも、自治体の負担を軽減し、教職員の定員増などにつながる見直しをしてほしいという思いから請願を受容してきた。その思いは今回も同じだと思う。 請願の中身を、議会ばかりでなく、教育委員にも検討してもらう機会を持ったほうがよいのではないか。 毎年同じ内容ではなく、時流を盛り込んだ請願であるべきではないか。立法化のおくれはあるが、ことしは働き方改革の要素を盛り込むなど、請願の進化を求めてもよいのではないか。 以上のような討議の結果、当委員会としては、請願を積み重ねていくことも大事だが、都度、見直したり、更新していかなければ、請願そのものの重みがなくなるおそれがあることから、請願の出し方に対して見直しを求めることが必要であると確認しました。 あわせて、請願の内容については、その趣旨の根底にある教育現場をよりよくするための措置を求めるという思いには強く共感することから、本市でも4校ある複式学級の実態を改めて確認する必要があるとの共通認識を得ました。 以上のような議員間討議の後、討論に入り、次のような賛成討論がありました。 賛成討論。 小泉政権下の三位一体改革の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられ、昨年も請願が出されているが、いまだ是正されていない。 複式学級を学校統廃合せずに解消、つまり、国の学級編成基準を変え、教職員の人数をふやし、子どもたちの教育の機会均等を保障するべきであるため、賛成とします。 反対討論はなく、採決に移り、採決の結果、請願第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書採択の要請については、全会一致で採択すべきものと決しました。 以上で、文教厚生常任委員長の報告を終わります。 ○議長(森川和美君) これで文教厚生常任委員長の報告を終わります。 ○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。委員長、降壇ください。 ○議長(森川和美君) これから討論を行います。 本案につきましては、2名の議員より通告がありました。まず、22番、有川議員の発言を許します。 ◎22番(有川洋美君) 請願第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書採択の要請について、賛成の立場から討論いたします。 まず、1番目、子どもたちの教育環境改善、教職員の長時間労働改善のために、計画的な教職員定数改善を推進することです。 教員の1日の平均在校時間、平成28年度の文部科学省教員勤務実態調査におきましては、小学校で11時間15分、中学校で11時間32分。ただし、こちらは持ち帰りの業務は含んでいませんです。さらに、土日の勤務が、平成18年度の調査のときよりもふえてきています。教職員の多忙化の解消はぜひとも必要です。 子どもたちと向き合う時間が少ないと言われております。教職員の定数改善、そして労働環境の改善によって、先生になりたいと希望を持っている若者たちに夢を、そして現役の教職員と子どもたちが笑顔でともに教育現場で過ごせるように早急な実現が必要です。県内で子どもたちがふえている姶良市にとっては重要課題であります。 そして、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。地方は予算が少ないです。教育現場の施設整備がなかなか進んでおりません。十分でないという声をよく聞きます。教育費の国庫負担の復元はぜひとも必要です。三位一体改革によって約5兆円の地方交付税が減額されています。そして、税源移譲という名のもとに地方では一般財源化されて、いろいろな事業がなかなか難しい状況にあります。 姶良市では、学校の老朽化の声をよく聞きます。先日は、大阪地震で小学校のブロック塀が倒れて子どもが犠牲になりました。教育現場への予算拡充は子どもたちの命にもつながることです。早急な実現が必要です。 そして、3、複式学級の解消に向けて、姶良市におきましては、漆小学校、西浦小学校、永原小学校、北山小学校に複式学級が導入されています。1人の教職員が2学年を同時に教えるのが複式学級です。1つの小学校に複式学級がありますと担任が3人。国の現在の基準では小学校の場合は16人以下の2学年を1人の先生が教えるということになっています。ただし、1年生がいる場合は8人以下となっています。 例えば、単式学級では、5科目の教材研究や授業準備を教職員は前日に1科目1時間と考えて5時間することとなります。複式学級の場合は2学年分ですから、単純に考えてもその倍の10時間準備が必要ということになります。教職員の負担は本当に重くなっていると思います。 ただし、先ほどの委員長報告にもありましたように、小規模校には小規模校のよさがあります。子どもが減ったからといって小規模校を統廃合するのではなく、小規模校を残しながら、さらに複式ではなく単式学級として手厚い教育を、子どもたちが減っていく地域にこそ行うという、新しい視点が必要だと私は考えます。それが山間部の多い姶良市の過疎の問題解決にもつながっていくのではないでしょうか。 そして、姶良市に住む子どもたち、どこに住んでいても学べる、そういった希望にもつながっていくと思います。教育の機会均等が保たれ、子どもたちの学ぶ権利、そして健やかな成長のためにも、ぜひとも、ぜひとも実現すべきと考えます。 そして、最後に、複式学級ではなくて、何十年も前ですけれども、大隅半島の非常に人口の少ない所で複々式学級で学ばれた方の話をします。非常に少ない先生と、そして少ない生徒さん、大隅半島の過疎の地域で3学年が1クラスで学ばれた方、一生懸命勉強して立派に、立派に皆さんなっていかれたという話でした。しかし、それは個人差があると思います。誰もが一生懸命頑張って、複式学級、複々式で頑張って大規模校のような競争にもまれながら学力を高めていく子どもさんたち。しかし、複々式であっても、複式であっても頑張る子どもたち。個人差はありますが、私は子どもたちの学ぶ権利を守っていただきたいと思い、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(森川和美君) 次に、15番、吉村議員の発言を許します。 ◎15番(吉村賢一君) 請願第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書採択の要請について、賛成の立場から討論いたします。 教育の現場といいますと、さまざまな課題を抱えて、なおかつそれがふえつつ、ふえて、ふえ続けております。先日もある学校の教員と話す機会がありました。本来の業務の学校教育を充実することがなかなかできない。クーラーのない中でふえ続ける各種の雑務をこなしている状態があると。それにパソコンの備えつけがあるわけですが、利便性は高まるわけなんだけど、新たに事務処理のスピードアップや、より丁寧な報告書作成が求められるという現実がありますと。 すなわち、こういったパソコンの普及においても学校での業務負担の軽減にはつながっていないと。本来の事務的事項は別業務として教員以外の事務職員、もしくは専門職があたるべきではないかというふうに感じております。教育は国家の基本であり、力を入れるべき最も大きな柱であることは自明の理でございます。複式学級の準備の大変さは、単純に2倍あるいはそれ以上になるかと思います。教員がもっと本来の業務に専念できるような、そういった支援のためにも1つのステップとして、3分の1の補助を2分の1にふやすといった今回の請願に賛同するものでございます。 ○議長(森川和美君) これで通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) これで討論を終わります。 ○議長(森川和美君) これから、請願第1号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書採択の要請についてを採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。本件に対する委員長の報告は採択です。本件を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) なしと認めます。 採決を確定します。 賛成全員です。したがって、請願第1号は委員長報告のとおり採択されました。 ○議長(森川和美君) ここでしばらく休憩します。追加日程と議案を配付します。(午後1時19分休憩) ○議長(森川和美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時20分開議) ○議長(森川和美君) お諮りします。ただいま文教厚生常任委員長から発議第4号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書が提出されました。これを日程に追加し、追加日程第1として議題にしたいと思います。ご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。したがって、発議第4号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定しました。 ○議長(森川和美君) 追加日程第1 発議第4号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書を議題とします。 ○議長(森川和美君) お諮りします。ただいま議題となっております発議第4号は、会議規則第37条第3項の規定によって、趣旨説明及び委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。したがって、発議第4号は趣旨説明及び委員会付託を省略することに決定しました。 ○議長(森川和美君) 提出者の文教厚生常任委員長、登壇ください。 ◎文教厚生常任委員長(小山田邦弘君)     登      壇 ○議長(森川和美君) これから質疑を行います。質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 質疑なしと認めます。文教厚生常任委員長、降壇ください。 ○議長(森川和美君) これから討論を行います。討論はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 討論なしと認めます。 ○議長(森川和美君) これから、発議第4号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元、複式学級解消をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書を採決します。 この採決は押しボタン方式によって行います。本案を可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。    [賛成・反対者ボタンにより表決] ○議長(森川和美君) ボタンの押し忘れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] なしと認めます。 採決を確定します。 賛成全員です。したがって、発議第4号は原案のとおり可決されました。 ○議長(森川和美君) 日程第11、常任委員会の閉会中の特定事件(所管事務)の審査・調査の件                                  及び日程第12、議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査の件を一括議題とします。 ○議長(森川和美君) 各常任委員長と議会運営委員長からお手元に配付しました「継続審査・継続調査事件一覧表」のとおり申し出がありました。 ○議長(森川和美君) お諮りします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査・調査とすることにご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。したがって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査・調査とすることに決定しました。 ○議長(森川和美君) 日程第13、議員の派遣についてを議題とします。 ○議長(森川和美君) 議員の派遣については、会議規則第167条第2項の規定によって、議員研修会等の派遣の目的、場所、期間等を明記した行事計画書をお手元に配付しております。 ○議長(森川和美君) お諮りします。議員研修会等の派遣については、行事計画書のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。議員研修会等の派遣の目的、場所、期間等を明記した行事計画書のとおり、議員を派遣することに決定しました。 ○議長(森川和美君) お諮りします。本会議の案件中、字句等の軽微な整理を要するもの、行事計画の変更等については、その整理を議長に委任されたいと思います。ご異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(森川和美君) 異議なしと認めます。したがって、字句等の軽微な整理、行事計画の変更等は、議長に委任することに決定しました。 ○議長(森川和美君) これで本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議を閉じ、平成30年第2回姶良市議会定例会を閉会します。(午後1時26分閉会)              地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。   姶良市議会議長   姶良市議会議員   姶良市議会議員...